アクシスコミュニケーションズは2011年3月10日、手のひら大と小型軽量な天井取付型のドーム型ネットワーク・カメラの新製品「AXIS M50シリーズ」2機種を発表した。2011年5月前半に出荷する。外形寸法は直径130×高さ56ミリ・メートルで重量は330gと、PTZ(パン・チ ルト・ズーム)機能を備えた天井取付型ドーム型カメラでは世界最小をうたう。
2機種の製品名と価格は、以下の通り。(1)SVGA解像度(800×600ドット)で水平画角45度の下位機種「M5013」は、7万円(税別)。HD解像度(1280×720ドット)で水平画角71度の上位機種「M5014」は、8万4000円(税別)。販売目標は、1年間で1万台。開発会社は、スウェーデンのAxis Communications AB。
AXIS M50シリーズは、ネットワーク・カメラ。1000BASE-Tポートを1基搭載し、IPネットワーク経由で、映像と音声をデータ転送する。電源は、イーサネット・ケーブル経由で供給する(PoE)。Micro SDHCカード・スロットを備え、映像を自前で記録可能。カメラ本体に動体検知や音声検知機能を備え、イベントに応じてメールやSNMPトラップなどで通知できる。映像監視システムを開発するためのAPIライブラリを公開している。
カメラ機能は、以下の通り。撮影素子は、1/4インチCMOS。レンズは焦点距離3.6mm、明るさはF1.8。シャッター速度は1/6秒~1/2万5000秒。撮影領域は、パン(水平方向)が-180度~180度の360度、チルト(垂直方向)が90度。レンズ移動速度はパン/チルトともに100度/秒。ディジタル3倍ズーム。
動画の形式は、以下の通り。コーデックはH.264またはMotiion JPEG。フレーム・レートは最大30フレーム/秒。設定可能な最大記録解像度は、M5013が800×600ドット、M5014が1280×720ドット。
写真1:AXIS M50シリーズ