スウェーデンのAxis Communicationsは、監視用ネットワークカメラの開発ベンダー。2011年3月11日に国内で発表会を開催し、ドーム型カメラ新製品「M50シリーズ」を発表した(関連記事)。インプレスビジネスメディアは同日、同社でProduct Managerを務めるKent Fransson氏に、ネットワークカメラの動向を聞いた。
──ネットワーク・カメラはどう進化してきたのか。
大きく2つある。1つの側面は、ネットワーク帯域と画質の進化だ。もう1つは、カメラ自身のインテリジェンス化だ。いずれも、ディジタル方式のカメラであるからこそ実現できたことだ。
ネットワーク帯域と画質の進化は、こうだ。
1995年に入社した当初、私はネットワーク・カメラに対して疑心暗鬼だった。帯域は10Mビット/秒しかなく、動画形式は、フレームごとに圧縮するために圧縮率がさほど高くならないMotion JPEGだったからだ。
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