NECは2011年1月17日、プライベートクラウド向けサービス「RIACUBE-V」を発表した。プライベートクラウド環境の構築に適したプラットフォームを提供するサービスで、同社自身が業務システムをクラウドに移行した経験を生かし開発した。
NECの「RIACUBE-」Vは、同社が推進するクラウド専門のデータセンター(CODC)経由で提供するPaaSとIaaSである。CODCはグローバルで展開する計画で、ユーザーは全世界で同等のサービスレベルのクラウドを利用することが可能となる。顧客ごとの要件を満たす業務システムの開発も支援する。
サービス体系は基本メニューとオプションで構成する。基本メニューは仮想サーバー(コア数/メモリー容量)、OS(Windows/Linux)、ストレージ(容量は10GB単位)、ファイアウォールを選択利用できる。オプションは運用サービス(死活監視やシステム変更など)、データバックアップ、ロードバランサーなどを用意する。
2011年4月より提供を開始する。同社は世界の主要地域への展開を目指す。 (折川)