エンバカデロ・テクノロジーズは2011年4月7日、データベース開発ソフトのスイート製品「DB PowerStudio」の対象データベースを拡充した。既存のSQL Server向けに加え、新たにOracle向け、DB2向け、Sybase ASE向けの3製品を追加し、同日販売を開始した。価格は24万円(税別)。スイート化により、約6割安価となっている。
製品名は、「DB PowerStudio for Oracle」、「同 for DB2」、「同 for Sybase ASE」。接続可能なDBは、それぞれOracle、DB2、Sybase ASEに限られる(同一DBMSであれば、複数バージョンのDBMSに接続できる)。エディション構成は2つで、開発者向けの「Developer Edition」と、DB管理者向けの「DBA Edition」を用意した。
価格(税別)は、Oracle/DB2/Sybase ASE向けの3製品ともに共通。Developer Editionが、24万円(保守費用が年額6万円)。DBA Editionが、64万円(保守費用が年額16万円)。スイートを構成する単独製品をそれぞれ個別に購入した場合と比べ、Developer Editionで約6割安く、DBA Editionで約4割安くなる。
スイートを構成するソフトは、以下の通り。
(a)開発者向けのDevelopper Editionは、以下の3製品で構成。(1)データベース設計/開発ソフトの「Rapid SQL」(Professional版)、(2)変更管理ソフトの「DB Change Manager」(Professional版)、(3)チューニング・ソフトの「DB Optimizer」(Professional版)。
(b)DB管理者向けのDBA Editionは、以下の3製品で構成。(1)データベースの監視、診断、分析ソフトの「DBArtisan」(Professional版)、(2)「DB Change Manager」(Enterprise版)。(3)「DB Optimizer」(Professional版)。
なお、今回の3製品に先立ち、2011年2月には、SQL Server向けの「DB PowerStudio for SQL Server」を出荷済み。同ソフトの価格(税別)は、Developer Editionが14万円(保守費用は年額3万5000円)、DBA Editionが26万円(保守費用は年額6万5000円)。