[新製品・サービス]
「VMware vCloud Datacenter Service」で国外IaaSと共通のVMware環境を利用可能に
2011年4月22日(金)鳥越 武史(IT Leaders編集部)
ソフトバンクテレコムは2011年2月22日、米ヴイエムウェアが規定した仮想化製品群の標準構成に基づくクラウド基盤サービス「VMware vCloud Datacenter Service」を国内提供すると発表した。同社のクラウド基盤サービス群「ホワイトクラウド」の新サービスとして位置づける。開始時期は今年7月。
VMware vCloud Datacenter Serviceは、仮想化ソフト「VMware vSphere」やリソースプール管理製品「VMware vCloud Director」などを含む、米ヴイエムウェアが規定した標準構成のインフラをサービス基盤とするIaaS(インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス)。ユーザー企業が自社データセンターにおいてヴイエムウェア製品で独自に構築した仮想サーバーとその上のアプリケーションを、わずかな修正で稼働できることを訴求する。
ソフトバンクテレコムの宮内 謙代表取締役副社長兼最高執行責任者は、「VMware vCloud Datacenter Serviceを提供する海外事業者と共通のシステム基盤を提供できる」ことをメリットに挙げる。VMware vCloud Datacenter Serviceは、既に米ベライゾンやシンガポールのシングテルなど6社が提供済み。各事業者や米ヴイエムウェアは「共同で運用基盤の互換性を担保しており、日本で運用している仮想サーバーをそのまま海外事業者の基盤上で稼働できる」(米ヴイエムウェアのポール・マリッツ最高経営責任者)。一方で、事業者間の差異化をどう打ち出すかが今後の課題となりそうだ。
ソフトバンクテレコムは、VMware vCloud Datacenter Serviceの標準構成に基づく環境を、ホワイトクラウドを運用するデータセンターに順次導入する。サービス開始後は、既存のIaaSである「シェアードHaaS」や「プライベートHaaS」は新規契約を中止し、原則としてVMware vCloud Datacenter Serviceに一本化する考え。2011年3月から開始する早期検証プログラムには、佐川急便グループの情報システムを担うSGシステムや野村証券など3社が参加。料金体系は今後詰める。 (鳥越)
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