SAP BusinessObjects Enterprise Information Management 4.0など/SAPジャパン SAPジャパンは2011年3月9日、情報分析に関する2つの新製品を発表した。
1つ目は、ETL やデータクレンジングなどのデータ管理製品群「SAP BusinessObjects Enterprise Information Management 4.0」。SAP ERPを中心とする業務アプリケーション製品群「SAP Business Suite」や他社製パッケージ製品、手組みのシステムのデータに対するETL処理やクレンジング処理を可能にする製品群で構成する。新たにデータの現状把握やメタデータ管理機能を含む「SAP BusinessObjects Information Steward」を用意した。
2つ目は、ビジネスインテリジェンス(BI)製品群「SAP BusinessObjects Business Intelligence 4.0」。同社の業務アプリケーション群「SAP BusinessSuite」向けのデータウェアハウス「SAPNetWeaver Business Warehouse」との連携処理を高速化。前バージョンに比べて処理速度を約5倍に高めた。
同社は両製品と先に発表したインメモリーデータ分析アプライアンス製品「SAP HANA」の導入により、幅広いデータの高速分析環境が構築できることを訴求する。価格は非公開。 (鳥越)