[事例ニュース]

新宿区、本庁・分庁約160拠点を結ぶイントラネットを刷新、ほか

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2012年2月号)

2012年2月8日(水)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から12個の事例を取り上げた。

クラウド

セイコーエプソン、社員の健康管理にクラウド活用

健康健診やストレス診断など社員の健康管理に関わる情報を一元管理する。健康管理部門から社員に向けた情報提供なども予定。2012年4月から全面稼働を開始する。対象となるのはグループ社員のうち1万8000人。将来的には利用範囲を国内全グループ企業まで拡大することも視野に入れる。サービス利用開始までの期間や運用コストなどの観点でNECの「elegant-HC」を採用した。 (2012/1/11)

クラウド、コールセンター

コナミデジタルエンタテイメント、コールセンターを強化

問い合わせ対応業務の効率化を図るためシステムを刷新した。ライトナウ・テクノロジーのクラウドサービス「RightNow CX」を採用。新システムでは電話やメールだけでなく、スマートフォンやタブレット端末からもチャットなどでコンタクトできる。顧客情報や問い合わせ内容を一元的に管理する体制を備え、顧客満足度の向上や対応コストの削減を目指す。 (2012/1/6)

地銀共同センター

池田泉州銀行、合併後のシステム統合を完了

2010年5月に池田銀行と泉州銀行が合併して誕生した同行が進めていたシステム一本化作業をこのほど完了した。旧池田銀行が利用していた地方銀行・第二地方銀行向け「NTTデータ地銀共同センターシステム」に片寄せした。今回の統合によって、営業店舗における審査フローなどの事務作業を標準化。作業効率やサービス品質の向上とシステムコスト削減などを実現できるとしている。 (2012/1/4)

データセンター

日本生命、データセンターの空調消費電力を20%削減

データセンター内のサーバーが取り込む冷気と吐き出す暖気を分離し、ラック内のIT機器間の隙間をパネルでふさぐなどして空調の運転効率を向上させた。2009年にも第一弾として空気の流れを効率化する取り組みをしており、今回はさらにきめ細かい改善を施した。一連のプロジェクトで、空調の消費電力削減を約4割削減している。IBMの気流制御ソリューションを利用した。 (2011/12/28)

クラウド

大沼、業務システムを自社開発からクラウドに移行

山形県で唯一の地元資本を貫く1700年創業の老舗百貨店。従来は、自社独自の業務システムを構築、運用していたが、維持管理コストが負担となっていた。新システムには日本NCRが開発した地方百貨店向けクラウドサービスを選択。コスト削減と経費の平準化、システムの管理・運用業務からの解放、業務の共通化などの効果を期待する。2012年秋の稼働開始を予定。 (2011/12/27)

管理会計システム

三越伊勢丹ホールディングス、管理会計システムを構築

迅速かつ的確な意思決定を支援する経営基盤として管理会計システムを構築した。合併に伴うシステム統合・刷新の一環。新システムは各店舗、およびグループ全体での収益管理を担う。日本オラクルの予算計画と実行管理のアプリケーション「Oracle Hyperion Planning」を採用、プライスウォーターハウスクーパースが構築を支援した。 (2011/12/24)

ストレージ

新宿区、本庁・分庁約160拠点を結ぶイントラを刷新

シンクライアントとして使うPC2600台、プリンタ320台、ネットワークスキャナ200台を接続する情報基盤を刷新した。仮想化技術を適用し、ゲストOS上で動作するアプリケーションはそのままにハードを頻繁に変更できるようにした。データ量の増加に伴いI/O速度に遅延が生じていたストレージも刷新。マルチベンダー対応やパフォーマンスを評価し「EMC Symmetrix VMAX」を採用した。 (2011/12/21)

ロードバランサー

Yahoo! JAPAN、Webサービスのインフラを強化

Webサーバーやアプリケーションサーバーなどのインフラを強化した。月間約522億ページビューに達するWebサービスを運営する同社では、トラフィックやコネクションのピークに合わせて、常にシステムインフラの見直しを続けている。ロードバランサーには、Yahoo!独自の要件に追加開発で対応したA10ネットワークスの「AXシリーズ」を採用している。 (2011/12/21)

バックアップ

パラカ、バックアップ・リカバリシステムを刷新

駐車場の運営・管理会社の同社では、BCP対策の一環でバックアップ、リストア環境を東京本社から大阪支店に移設。双方のデータセンターを繋ぎ、効率的なバックアップ・リストアを実現する仕組みが必要だった。仮想化対応や操作性などの要件を満たしたノベルの「PlateSpin Forge」を選択。刷新後は、フルバックアップから差分バックアップに切り替え、毎日の作業を80%削減した。 (2011/12/21)

会計システム

TOA、グループ企業を繋ぐ連結会計システムを構築

業務用音響・映像機器メーカーとしてグローバルに事業展開する同社。従来は、海外グループ企業18社の決算データをExcelを使って収集していたが、連結作業にかかる期間や精度に問題があったためシステムの刷新に踏み切った。制度連結と管理連結の一元処理機能やIFRS対応機能を評価し「SAP Business Objects Financial Consolidation」を採用。TISが構築を担当した。 (2011/12/20)

デリバティブ統合管理

住友信託銀行、デリバティブ管理システムをリプレース

中央三井信託・中央三井アセット信託との三社合併を2012年4月に控え顧客サポート、リスク評価、新商品開発の強化を期するため新システムを導入した。デリバティブ取引の業務全般をカバーするシンプレクス社のパッケージ「PRISM」に、GPUを用いた高速分散処理機能を実装。既存システムの約20倍の処理能力を実現した。迅速かつ精緻なリスク評価と値付けが可能となった。 (2011/12/20)

クラウド

ヤオコー、店舗系システム基盤をクラウドで刷新

埼玉県を中心にスーパーをチェーン展開する同社。店舗食品・日配品発注システムと生鮮・惣菜食品の計量器システムを運用するため各店舗に配置していた専用サーバーをクラウド環境に統合した。サーバー台数をそれぞれ1/5と1/20に削減。課題となっていた運用コストを軽減するだけでなく、新規出店に伴うシステム導入の期間も短縮した。インフラには富士通のクラウド環境を選択している。 (2011/12/13)

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池田泉州銀行 / 新宿区 / ヤオコー / セイコーエプソン / コナミ / 日本生命保険 / 三井住友信託銀行

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