[新製品・サービス]

コンカー、経費精算作業を支援するSaaS「Concur Expense」を発表、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2012年4月号)

2012年4月23日(月)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

経費精算

ICカードや乗換案内と連携して経費精算作業を簡素化

コンカーは2012年2月13日、経費精算作業を支援するSaaS「Concur Expense」を発表した。SuicaやPASMOなどのICカードが記録する交通機関の利用日/乗車区間/運賃などを自動で取り込める。ジョルダンの「乗換案内」と連携し、乗換案内を使って経路検索した内容も反映する。これらにより、経費精算時の煩わしい入力作業を省略できる。定期券の区間を考慮した運賃も算出可能。

サーバー

店舗などへの設置を想定したエントリーモデル

NECは2012年2月21日、サーバー「Express5800シリーズ」の新ラインアップ7機種を発売した。店舗や事務所に設置することを想定した中堅・中小企業向け製品。機器自体の省電力化に加え、消費電力の上限を設定する機能を活用することで最大約35%の電力を削減する。きょう体内に埃や塵が混入しないためのフィルタも用意する。価格(税別)はGT110dが7万8800円からなど。

ストレージ

データの高速分析やVDI用途に向くiSCSIストレージ

日本HPは2012年2月23日、ストレージ「HP P4900 G2 SANソリューション」のラインナップに、SSDを搭載する「HP P4900」を追加したことを発表した。1ノードあたり8台のSSDを搭載し、スケールアウトにより最大32ノード、データ保存容量を最大102.4TBまで拡張できる。専用OSによりシンプロビジョニングやスナップショットを利用できる。価格(税込)は1995万円から。

連結会計

連結会計ソフトを独自ノウハウにより短期導入

TISは2012年2月27日、日本オラクルの連結会計ソフト「Oracle Hyperion Financial Management」の短期導入を支援する「TIS制管一致連結会計ソリューション for HFM」を発表した。独自のIFRS導入方法論やテンプレートを活用することで、従来10カ月程度かかっていた導入期間を5カ月に短縮できるという。価格(税別)はコンサルティングサービスが300万円から。

ストレージ

高性能や大容量などに特化したモデル

デルは2012年2月29日、ストレージ「Dell EqualLogic PS6110シリーズ」と「同 PS4110シリーズ」を発売した。サーバーとの接続にiSCSIインタフェースを採用し、帯域幅を10Gb/秒にすることで大容量のデータを転送する用途などに向く。PS6110は目的に応じた6種を用意する。価格は462万円から。PS4110は、主にオフィス設置を想定する4種を用意。価格は302万円から(ともに税込)。

コンテンツ配信/閲覧

利用頻度の高いコンテンツをグラフで可視化

インフォテリアは2012年3月1日、スマートデバイス向けコンテンツ配信サービス「Handbook」の新版を発表した。新版は、コンテンツを作成/配信する「Handbook Studio」とiPad/iPhone版アプリの連携を強化。コンテンツのアクセス数やダウンロード数をグラフで把握できるようにした。外部で作成したコンテンツを、Studio経由で自動配信することも可能。月額料金(税込)は2万1000円から。

運用管理

Exadataを遠隔から監視し障害を未然に防止

日本オラクルは2012年3月1日、顧客が導入済みの「Oracle Exadata」を同社の専門技術者が遠隔から運用管理するサービス「Oracle Exadata On Demand」の提供を開始した。パッチの適用やハード/ソフトの設定変更などを実施し、システムの安定稼働を支援する。年額料金(税込)は、顧客のデータセンターに設置したシステムを対象とする「@Customer」が855万9734円から。

会計/人事給与

会計や人事情報を集約して利便性を向上

富士通と富士通マーケティングは2012年3月6日、「GLOVIA smart 会計」と「GLOVIA smart 人事給与」の強化を発表した。前者はこれまでのユーザーライセンスを廃止し、経理部門以外の社員が経営情報を活用できるようにした。後者はグループ企業の社員情報を一元化し、給与計算や年末調整などを一括処理できる。価格(税別)は会計が150万円から、人事給与が130万円から。

フィールド業務支援

作業現場の状況と必要情報をAR技術で関連付け

日立ソリューションズは2012年3月8日、フィールド業務を支援するAndroid用アプリ「現場『見える化』システム」を発表した。カメラを使って表示した映像に情報を付加するAR(拡張現実)技術と地図情報などを連携し、作業現場で必要な図面データなどを現場の状況と紐づけて参照できるようにした。価格(税込)は1端末あたり3万1500円。別途地図情報システムが必要となる。

スイッチ

ポリシーの一括適用で設定ミスを削減

ブロケード コミュニケーションズ システムズは2012年3月8日、LANスイッチ「Brocade ICX 6430」「同 6450」を発表した。両モデルとも複数のスイッチをグループ化してポリシーを適用する機能を備え、設定ミスや運用負荷を軽減する。ハブ同士を接続するアップリンクポートが、6430は1Gb対応であるのに対し、6450は10Gbに対応する。参考価格は6430が1295米ドルから。

BCP(事業継続計画)

独自手法により短期間のBCP策定を支援

NTTデータは2012年3月13日、BCP策定を支援する「BizXaaS BCP・DRコンサルティングサービス」の提供を開始した。独自に開発したBCP策定手法を用いることで、最短5回の打ち合わせでBCPを策定する。被災後の状況をシミュレーションするほか、財務状況を分析して最適なDR対策費用を算出する。クラウドを活用することで安価なDR対策を提案できるという。参考価格は300万円から。

製品情報管理

受注管理や生産管理業務をクラウド活用で効率化

日本IBMは2012年3月13日、クラステクノロジーの製造業向けソフト「ECObjects」をIBMのクラウド経由で提供する「ECObjectsクラウド・サービス」を発表した。ECObjectsは、受注や購買、生産部門ごとに異なる部品情報を紐づけて一元管理するソフト。英語や中国語に対応し、海外拠点の部品情報も含めて一元化するのに役立つ。価格は個別見積もり。

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