日立製作所は2012年4月12日、ブレードサーバー「BladeSymphony」と、PCサーバー「HA8000シリーズ」のラインナップ拡充を発表した。
BladeSymphonyに新たに追加した「BS500」は、仮想インフラ構築に用いることを想定したモデル。CPUやメモリーなどのリソースを他のモデルよりも強化、ブレード1枚に集約できる仮想サーバー台数を増やした。CPUにはインテルの最新プロセサXeon E5-2600ファミリーを採用。24のスロットに最大512GBのメモリーを搭載できる。

写真1:BS500の外観
日立独自のサーバー仮想化技術「Virtage」を標準搭載する。Virtageは、ハードウェアの支援機能を必要とするが、他の仮想化技術よりもI/O性能や信頼性に優れる。
リソースを最大30の論理区画(LPAR)に分割し、各区画でゲストOSを運用できる。もちろん、Virtageを使わず、VMwareやHyper-V、KVMを使って仮想化することも可能だ。
データセンターでの運用を効率化するための工夫も凝らした。通信規格「DCB(Data Center Bridging)」へ対応もその1つである。DCBは、サーバーとストレージをイーサネットで接続できるようにするもの。これまでストレージは、「ファイバーチャネル」と呼ぶプロトコルを使って、独自のネットワーク「SAN(Storage Area Network)」を構成していたが、LANに参加させることでスイッチやケーブルなどのネットワーク設備を簡素化できる。
また、データセンターのネットワーク性能を向上させるアーキテクチャとして注目を集める「イーサネットファブリック」にも対応した。
出荷開始は2012年4月27日。価格は111万9300円から(税込)。 (緒方)
日立製作所 / ブレード / BladeSymphony
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