SAPジャパンは2012年7月25日、モバイル端末管理ソリューション「SAP Afaria(アファリア)」の機能を拡張するサービスパック(SP1)の提供を開始した。
SAP Afariaは、スマートフォンなどのモバイル端末を管理するMDM(モバイルデバイスマネジメント)と、端末上で使用するアプリケーションを管理するMAM(モバイルアプリケーションマネジメント)の2つの機能を併せ持つ製品。
今回提供するサービスパックでは、端末上で使用するアプリケーションを配布したり、削除したりする機能を追加した。例えば、入社時に社内の業務システムと連携するアプリケーションを配布。利用者が退職する際、端末内のアプリケーションやデータを遠隔操作で消去するといった使い方ができる。アプリケーションを配信する際、使用期限などの設定情報も付加できる。
また、端末管理画面をカスタマイズする機能を追加。私用端末の利用を希望する社員が、自分自身の手で必要な情報を登録し、BYODを開始できるようにした。その他、サムスンとも協業。同社製の端末については、ブラックリストやホワイトリストを使ってアプリケーションの利用を制御したり、SDカードの利用やPCへの接続を制限したりすることもできる。