[新製品・サービス]
ラック、72時間以内にウイルス感染/データ漏洩状況を把握するサービス、ほか
2012年8月9日(木)IT Leaders編集部
1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。
データ複製
SAPアプリやデータ移行作業を簡潔化
日立製作所は2012年6月29日、「Hitachi Storage Adapter for SAP NetWeaver Landscape Virtualization Management」を発表した。SAPのアプリケーションやアクセスするデータを、日立のストレージが備えるレプリケーション機能を使って複製する。複製先のストレージを再設定することなく、継続して運用できる。価格(税込)は47万2500円から。
ストレージ仮想化
サーバーの構成台数を増やして可用性を向上
データコア・ソフトウェアは2012年7月4日、ストレージ仮想化ソフト「SANsymphony-V」の新版を発表した。サーバーが内蔵するディスクを仮想的に統合し、iSCSIやFC接続のストレージとして利用できる。新版は、ソフトをインストールしたサーバーを、これまでの2台構成から4台に拡張したことで可用性を高めた。価格はストレージ容量が5TBとなる最小構成価格が43万2000円。
サーバー
搭載プロセサ数を減らしたエントリー向けLinux機
日本IBMは2012年7月11日、Linux専用サーバー「PowerLinux 7R1」を発表した。4月に発表した「同 7R2」が搭載するプロセサ数を半分の1個にしたエントリーモデル。「PowerVM for PowerLinux」と呼ぶ仮想化機能を備え、最大80台の仮想サーバーを稼働できる。100V電源を利用できるため、オフィスなどに設置することも可能。価格(税別)は103万300円から。
バックアップ
大量データを高速バックアップ可能な専用機
EMCジャパンは2012年7月12日、重複排除機能を備えるバックアップ用アプライアンス「EMC Data Domain DD990」を発表した。Data Domainシリーズの最上位機で、従来モデルに比べてデータ転送速度を約2倍の31TB/時に高めた。データの保存容量も2倍の570TBとし、オプションのソフトウェアを用いることで1.3PBまで拡張できる。価格は個別見積もり。