カイロスマーケティングは2012年10月2日、インターネットを使ったマーケティング活動を支援するクラウドサービスを開始した。
サービス名は、「Kairos3」(カイロス・スリー)。主な特徴は3つある。
1つめは、インターネットでのマーケティング活動に必要な機能を揃えた点。具体的には、(1)Webサイトのアクセス解析、(2)メールマガジンの作成・配信、(3)顧客情報の管理の3つの機能を備える。個別のツールを使い分ける場合と比べ、情報を横断的に活用できるようになる。例えば、“メールマガジンの配信結果がWebの閲覧数にどう影響したか”“ある顧客が自社のWebサイトやメールマガジンをどの程度閲覧しているか”といった分析が容易になる。
2つめは、購買意欲の推測機能。顧客の行動を分析し、商品に対する関心度合いを推測する。具体的には、「ホームページを訪問したら+1ポイント」「導入に関するFAQを見たら+10ポイント」「資料を請求したら+20ポイント」といった具合に、商品への関心をうかがわせる行動に対して、ポイントを付与する。購買意欲を手掛かりにして、見込み客に絞ってキャンペーンのメールを配信したり、キャンペーンの前後で購買意欲が変化しているかチェックしたりできるようになる。
3つめは、画面構成。具体的には、メニューの数を3つに絞り込んだ。すなわち、(1)Webサイトへのアクセス回数や過去のキャンペーンの成果などから、次にアプローチすべき見込み客を抽出する「プランナー(計画)」、(2)プランナー画面で作成した計画に基づき、メールマガジンやアンケートフォームなどを作成する「キャンペーン(実行)」、(3)キャンペーンがビジネスにどの程度貢献したかを調べる「レポート(評価)」である。利用者がマーケティング活動のPDCAサイクルを確立できるよう、インターフェースを工夫した。
初期費用は5万円から、月額利用料は2万5000円から。2012年11月末まで初期費用を無料にするキャンペーンを実施する。