[事例ニュース]
「カルディコーヒーファーム」のキャメル珈琲、iPadを使って勤怠管理、ほか
2013年2月13日(水)IT Leaders編集部
1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から12個の事例を取り上げた。
勤怠管理
キャメル珈琲、iPadを使って勤怠管理
輸入食材ショップ「カルディコーヒーファーム」を運営する同社は、iPadを活用した店舗のシステム化を進める。その一環で、勤怠データを管理するようにした。各従業員に個人識別用のQRコードを配布。専用アプリを起動した状態で、iPadのカメラにコードをかざすと出退勤を記録できる。ネオレックスの「バイバイ タイムカード」を採用した。全国300店舗の従業員約6000人が利用する。 (2012/12/18)
CRM
東京スター銀行、メール、ポータル、CRMを刷新
2011年に創立10周年を迎えた同行は、情報系システムの刷新を進める。データ連携の容易性などを考慮し、新システムはマイクロソフト製品で統一。メール基盤をLotus Notes/Domino から Microsoft Ex-change Server に移行したほか、Microsoft SharePoint Serverを使ってポータルサイトを構築。さらに、Microsoft Dynamics CRMを使って、顧客情報の管理システムを刷新した。 (2012/12/29)
CMS
H.I.S、Webサイトの運用を効率化
旅行パッケージや、航空券、期間限定キャンペーンなどの情報を提供するWebサイトを自社で構築、運用してきたが、掲載する情報が多く、更新頻度が高いため、運用の負荷が大きかった。作業の効率化を図るため、Webコンテンツ・マネジメント・システムの導入に踏み切った。今後はスマートフォンへの対応を進める計画。アシストが提供する「NOREN」を採用した。 (2012/12/20)
業務委託
群馬銀行、ATMの運用をアウトソーシング
2012年11月より、同行の全ATM806台の運用を外部委託した。ATMの稼働状況の監視や、システムトラブルへの対処、利用者からの問い合わせ対応、現金の取り扱いや障害対応などをアウトソースする。業務負荷の軽減や、サービス提供時間の延長、設置エリアの拡大などを狙う。富士通と富士通フロンテックが提供する「ATM監視・警送アウトソーシングサービス」を利用している。 (2012/12/26)
PHS
湘南信用金庫、災害時の緊急連絡手段をPHSに
災害時の緊急連絡手段としてPHSを採用した。災害時でも通話環境が安定している点や、乾電池を利用できる点、端末/通話コストが安い点などを評価した。従来は衛星電話を利用していたが、電波の捕捉や充電に手間が掛かり、利用可能な範囲が限られるなど課題が多かった。ウィルコムの据え置き型PHS「イエデンワ」と、備蓄型PHS「防災だフォン」を採用した。2年間で初期投資コストを回収する予定。 (2012/12/26)
IT基盤の統一
JT、グループ会社のIT環境をMS製品で標準化
世界120の国・地域で事業展開する同グループは、2013年春をメドに、全社の情報系IT基盤をマイクロソフト製品で統一する。対象は、クライアントPCのOS、グループウェアやポータルサイト、データベースなど。IT環境を標準化することで、従業員同士のコミュニケーションの円滑化や、コストの削減などを狙う。また、Windows 8搭載のタブレットPCや、次期Microsoft Office製品群の検証も進める。 (2012/12/27)