1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。
デスクトップ仮想化
仮想デスクトップ構築に必要な製品をセットで提供
ネットワールドは2013年4月2日、仮想デスクトップ環境を構築するためのソリューション「Networld SVP for VDI」を発表した。シスコ製のサーバーにOSや必要なソフトをインストールして提供する。サーバーの内蔵ディスクをストレージに見たてて使用することで、高額なストレージを導入せずに済む。価格(税別)は50人分の仮想デスクトップ環境を構築する場合で1180万円。
スマートデバイス管理
スマートデバイスの利活用促進を支援
アクロニス・ジャパンは2013年4月9日、スマートデバイスの活用を支援する「mobileEcho」「activEcho」を発表した。前者は社内のファイルサーバーにスマートデバイスからアクセスできるようにする。Active Directoryと連携することで安全性に配慮した。後者は端末間でファイルを共有する機能を装備。コラボレーション用途に向く。価格(税別)はmobilEchoが10万2000円からなど。
ストレージ
フラッシュメモリー採用で性能要件の厳しい業務に対処
日本IBMは2013年4月12日、記憶媒体にフラッシュメモリーを採用したストレージ「IBM FlashSystem」を発売した。SANストレージとして単体利用できるほか、同社製ストレージ「Storwize V7000」と連携し、アクセス頻度の高いデータをFlashSystemに格納して処理を高速化することが可能。容量が5.2TBとなるFlashSystem 710の最小構成価格(税別)は840万9600円。
基幹業務
日立グループの基幹業務向け製品群を統合
日立製作所と日立ソリューションズ、日立システムズは2013年4月15日、それぞれ独自に開発/販売していた基幹業務向け製品を「FutureStage」として統合することを発表した。日立製作所の「GEMPLANET」や日立システムズの「TENSUITE」などの製品が対象。販売管理や生産管理、人事給与などの業務向け製品を、製造や流通などの業種別に体系化して販売していく。価格は個別見積もり。
ロードバランサ
ロードバランサ/SSL/WAFの機能を1台に集約
セイコーソリューションズは2013年4月15日、ロードバランサー「Netwiser SX-3550」を発売した。ジェイピー・セキュア社のWAF製品「SiteGuard Lite」を搭載し、Webアプリケーションを介した不正侵入を防御する。WAF導入に合わせて新たにサーバーを導入する必要がなくなる。SSLによる暗号化/復号処理機能も備える。価格(税別)は198万円。
端末管理
スマートデバイスの利用状況を集中管理
デルは2013年4月16日、スマートデバイスを管理するアプライアンス「KACE K3000」を発売した。端末の状態や現在地を把握したり、端末にアプリを一斉配信したりする機能を備える。端末が紛失した場合には、遠隔から操作をロックしたり業務用データを消去したりすることが可能。iOSとAndroid OSに対応する。価格(税別)は36万5000円(100端末以上から)。