製造業を取り巻く環境が大きく変化していることは誰もが認めるところ。だが、どこに向かえば世界的な競争力を獲得・維持できるのだろうか。そうした中、CAD(コンピュータによる設計)ツールやPLM(製品ライフサイクル・マネジメント)ツールなどを展開する米PTCが、アフターサービス分野の製品拡充を急いでいる。PTCは製造業の未来をどうとらえ、どんな製品群で顧客ニーズに応えようとしているのか。米PTC本社の上級副社長で製品開発とコーポレートマーケティング部門を担当するロブ・グレムリー氏が、IT Leadersとの単独インタビューに答えた。(聞き手は志度 昌宏=IT Leaders編集部)
――日本の製造業は、様々な要因が重なるなかで、製品の開発力や品質などに自信を持てなくなっている。世界の製造業は今、どんな状況下にあると見ているか。
PTCは、CADツールの発表以来、製造業向けのソリューションを25年に渡り提供してきた。顧客数も3万社を数え、各社と対話を続けている。こうした顧客ベースを元に、PTCとしての考えを形作れるようになってきたと自負している。

担当するロブ・グレムリー上級副社長
そうした背景を元に、PTCでは、製造業は今、“7つのForce(力)”に取り巻かれていると考えている。これら7つのForceに対し防衛姿勢を取る企業もあるが、前向きにとらえ自らの優位性につなげようとする企業もある。この違いが、これからの企業の競争力の差になってくるだろう。
――7つのForceとは何か。
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