ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)とアクセンチュアは2013年11月5日、位置情報を活用するためのサービス基盤を開発し、提供開始することを発表した。顧客の行動を的確に把握できるようにして、サービス向上や売り上げ増加に結び付ける。主に外食産業や小売業、娯楽施設を運営するレジャー産業などの利用を見込む。
スマートフォンがWi-Fiのアクセスポイントに接続した際の位置情報を利用する。ほぼリアルタイムに収集する位置データと、スマートフォンを利用する顧客の属性情報の相関関係を分析し、一定の行動パターンや趣味嗜好を導き出す。
これにより例えば、顧客が特定のエリアを訪れた際に、顧客の好みに合うコンテンツを配信するといったサービスを展開できる。過去の来店履歴や行動パータンをもとに優良顧客を抽出したり、リピート率や来店頻度に応じたキャンペーンを実施したりすることも可能だ。
企業が個別に保有する顧客情報も活用できる。過去の購買履歴やサイトの閲覧履歴、操作履歴などを、位置データや属性情報と組み合わせて分析することで、導き出される行動パターンや趣味嗜好の精度を高められる。年齢や性別などを含む会員情報やPOSを分析するだけでは得られなかった顧客の特性を把握できるようにする。
なお本サービスは、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが、アクセスポイントの位置情報を収集/管理し、アクセンチュアがHadoopを使って分析する。アクセスポイントを介して取得した位置データは、ワイヤ・アンド・ワイヤレスとユーザー企業のみが利用する。個人が特定できないように位置データを加工した上で、アクセンチュアが分析する。利用者の知らぬところで個人情報が活用されないよう配慮する。
サービス基盤の提供は2014年4月を予定する。
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