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デンソー、基幹システムのDRサイトをシンガポールに構築

2013年11月11日(月)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

デンソー(本社:愛知県刈谷市)は、海外拠点が利用する基幹システムのDR(ディザスタ・リカバリ)サイトをシンガポールに構築した。システム構築などを請け負った伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が2013年10月24日、発表した。

海外拠点が利用する基幹システムの一部は、これまで国内の本社に構築していた。しかし震災などによってシステムが停止したりデータが消失したりすると、海外拠点はシステムにアクセスできなくなってしまう。こうしたリスクを回避するため、本社の基幹システムと同じ環境をシンガポールのデータセンター内に構築した。基幹システムを国内とシンガポールに二極化することで、システムに継続してアクセスできるようにする。

DRサイト構築に伴い、基幹システムのハードウェアとOSを刷新。サーバーはIBMの「IBM Power Systems」、搭載するOSは「IBM i」を採用した。国内はCTCと日本IBMが、シンガポールはCTCとCTCのグループ会社「CTC Global Pte. Ltd.」が導入を支援した。

現在はシステムを構築中で、2014年2月に稼働を開始する予定。

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