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Evernote/Salesforceの連携アプリ、SFDCの新プラットフォームに対応

2013年11月20日(水)IT Leaders編集部

エバーノートは2013年11月20日、同社の「Evernote Business for Salesforce」が、セールスフォース・ドットコム(SFDC)の新プラットフォーム「Selesforce1」に早々に対応したことを発表した。

Evernote Business for Salesforceは、エバーノートが提供するドキュメント管理・共有クラウドサービスEvernoteの企業向け機能拡張版「Evernote Business」を、セールスフォースのCRMサービス「Selesforce CRM」と連携させるアプリケーション。業務、あるいは個人的な用途で備忘録にEvernoteをヘビーユースしている人は少なくないが、その使い慣れたスタイルを踏襲しつつSalesforce CRM上での情報管理・共有ツールとして使えるとあって、今年9月末のリリース以来、米国を中心に利用者を増やしている。その全機能が、“モバイルファースト”の最適化に向けてSFDCがこのほど一新したプラットフォーム「Salesforce1」で使える。

Salesforce1は、米国でSFDCが開催中の年次カンファレンス「Dreamforce 2013」に合わせて発表したばかりのもの。様々なデバイスがネットにつながるIoT(Internet of Things)の同一線上にIoC(Internet of Customers)という世界観、つまりは(モバイル)デバイスの先にたくさんいるであろう顧客の価値を考えることの重要性を訴えるSFDC。具体的なビジネス活動に落とし込む上では、顧客や従業員を交えた“現場のエクスペリエンス”を飛躍的に高めることが不可欠であり、それを具現化するプラットフォームがSalesforce1という位置付けだ(関連記事:Dreamforce 2013 現地速報)。

新たなEvernote Business for Salesforceではどんなことができるのか。顧客先での商談を想定しよう。打ち合わせ内容の録音、ホワイトボードへの板書の撮影、ちょっとしたテキストメモ…スマートフォンアプリで取り込んだ各種データを、簡単にSalesforceの顧客レコードに紐付けることができる。これらは即座にチームに共有され、例えば、スマートフォンでSalesfoeceを使っている別のメンバーに必要に応じてプッシュされるといった具合だ。要は、EvernoteとSalesforceの機能をモバイルデバイス上で連携させ、顧客との関係強化に役立つ情報をどこにいても効率的に共有し、活用しやすくなる。

時にはニッチな要件も含めて、各種Webサービスの“チョイス&カスタマイズ”で業務システムを素早く準備し得る環境が整いつつある。それがモバイルにも最適化されているとなれば、魅力的に映る。エバーノートのみならず、DropboxやLinkedInなどもSalesforce1への対応を表明しており、しばし話題をまきそうだ。

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