ソーシャルゲームプラットフォーム「Mobage」や、総合ショッピングサイト「DeNAショッピング」などを展開するDeNA(ディー・エヌ・エー)。2010年に米国のソーシャルゲーム会社ngmocoを買収後、ゲームプラットフォーム事業のグローバル展開を本格化。これを支えるべく、業務システムのグローバル統合プロジェクトも2011年にスタートさせた。素早い変化が求められる企業にあって、情報システム部門はシステムをどう調達し、ビジネスを支えているのか。プロジェクトの指揮官 経営企画本部 IT戦略室 室長の村上淳氏に聞いた。(聞き手は本誌編集長 川上潤司)
ポイント
- 国内での導入実績よりもスタンダードになるかどうかを重視する
- 先進的な取り組みや事例協力でベンダーからの積極的な協力を引き出す
3年間で業務システムをグローバル統一
―社内のシステムをグローバルで統合されていると聞きました。
はい。ソーシャルメディア事業を海外で本格展開するにあたって、それを支えるグローバルIT基盤を整備しています。具体的には、これまで拠点ごとに個別導入していた基幹システムを統一し、グループ内のスムーズな情報共有を可能にするための基盤を構築します。プロジェクトは3カ年計画。一昨年からスタートしました。現在、ちょうど佳境を迎えています。
―具体的にはどんなシステムを統合するのですか?
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