機械部品メーカーの鍋屋バイテックは、見積もり履歴や出荷、受注データを分析するシステムを構築した。日本IBMが2014年1月27日、発表した。
鍋屋バイテックはこれまで、コンタクトセンターで見積もりを実施していたが、見積もり後に受注したのかどうかをコンタクトセンターではすぐに把握できず、確認するのに時間を要していた。
顧客の過去の販売実績を活用して販売機会を増やしたい、経験豊富な社員のナレッジを活かして販売力を強化したいといったニーズもあった。
そこで同社は、見積もり業務に用いる「SugarCRM」に蓄積する見積もり履歴と、基幹システムに蓄積する出荷/受注データなどを組み合わせて分析するシステムを構築した。100万件以上のデータを分析して受注に結び付くパターンを導出し、類似する見積もりや問い合わせ内容などをコンタクトセンターの担当者が把握できるようにした。見積もり後の受注状況を確認できるのはもちろん、顧客に応じた適切な提案を実施できる。同社は分析システム導入により、受注率の10%向上を目指す。
分析ソフトは「IBM Cognos」、データベース管理ソフトは「IBM DB2」、サーバーは「Power Systems」を採用した。これら製品を使った分析システムを構築することで、類似する見積もりなどを約3秒で抽出できる。
鍋屋バイテックは今後、製品の販売傾向や顧客の問い合わせ傾向などを分析し、製品開発などに役立てていく予定だ。x86サーバー上で稼働する「SugarCRM」をPowerSystemsに統合し、サーバーリソースの利用効率向上や運用負荷軽減も目指す。
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