インターネットイニシアティブは2014年2月5日、シンガポールにてクラウドサービス「IIJ GIO Singaporeサービス」を提供することを発表した。サービスインは3月3日の予定。
東南アジアに進出する日本企業にとって、エリアの統括拠点や情報システムの集約先として、有力候補の1つとなるのがシンガポールだ。日本からのアクセスの良さに加え、電力や通信環境が安定していること、自然災害リスクが比較的低いこと、人材や行政支援が整っていることなどが背景にある。
そのシンガポールにおいて、インターネットイニシアティブ(IIJ)が2014年3月3日からクラウドサービス「IIJ GIO Singaporeサービス」を開始することを2月5日に発表した。
「Singaporeサービス」は、同社が国内で手がけてきたクラウドサービス「GIO」の運用ノウハウを結集し、国内同等レベルの品質のサーバー環境を提供する。ユーザーはメニューの中から、希望するサーバータイプや接続方式、運用監視などのサービスオプションを組み合わせて利用できる。
地下鉄が通る、東部パヤレバ地区にデータセンターを開設済みで、同社の高速バックボーン回線がつながっている。当DCにおいては、ユーザーのシステム構成機器を預かるハウジングサービスも提供し、新たにスタートするクラウドサービスと連携させたハイブリット形態での運用も可能だ。
ユーザー個別の要件に合わせたシステムインテグレーションについては、同社グループのシンガポール現地法人、IIJ Global Solutions Singapore社との連携で対応する。