ソリトンシステムズは2014年2月7日、シングルサインオン向けアプライアンスを発表した。ネットワーク設定などの作業負荷を減らす独自技術を実装する。
社内にWebアプリケーションが増えたり、クラウドサービスの利用が進んだりする中、ユーザーの利便性を高める方策の1つにシングルサインオン(SSO)がある。ユーザーが1回の認証を済ませることで、(権限に応じて)複数のシステムを使えるようにするものだ。
SSOの実現には幾つものアプローチがあるが、一般的なのは「リバースプロキシ」と呼ぶ方式。ユーザー(ブラウザ)からのアクセス要求を一手に引き受ける専用サーバーを導入し、認証や経路確立などの処理を担わせる。後段に位置するシステム(サーバー)に特別なエージェント等を導入しなくて済む反面、クライアント端末から見た時のアクセス先が、最終目的のシステムでななくリバースプロキシ宛になるように個別に変更しなければならないといった手間がかかる。
こうした問題の解決に向けた製品をソリトンシステムズが発表した。同社が“透過型SSOアプライアンス”と位置づける「Smart eGate」である。ネットワークに流れるシングルサインオン対象のトラフィックを解析し、Webサイト認証で要求されるID/パスワードなどを動的に挿入する独自の「トランスペアレント インサーション方式」を採用。前述のURL変換といった作業を不要にするほか、スマートデバイスかPCか、ブラウザは何か、接続先はクラウドかオンプレミスか、を意識することなくSSOを可能にするという。
最新版では、ID/パスワードのみならず電子証明書の利用にも対応。社内ネットワーク環境では電子証明書のみ、インターネットVPN経由では証明書+ID/パスワードといった柔軟な運用形態にも対応する。経路上に本機1台を設置することで基本的には動作するが、大規模な運用において冗長化構成も採れる。価格は500ユーザーの場合で360万円(税込み)から。
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