ジャパネットたかたは、インターネットによるショッピング動画配信を強化した。スマートフォンやタブレットへの訴求力を高めることが目的。製品を導入したブライトコーブが2012年2月13日、発表した。
通販大手のジャパネットたかた。おなじみのMCがテレビ画面に登場し、商品の魅力を語りかける番組が印象深いが、一方では動画コンテンツの配信にも力を注いでいる。PCやスマートデバイスの普及で、ショッピングコンテンツの視聴スタイルが多様化していることが背景にある。
ジャパネットのWebサイトを見ると、取り扱い商品ごとに用意された45秒動画、インターネット専用のライブ番組、テレビ放送連動型のオンデマンド配信など、動画コンテンツは盛りだくさんだ。同社が標榜する「メディアミックスショッピング」は、顧客基盤のさらなる拡大と売り上げ増を目指す総合的な取り組みである。
そんな同社にとって急務となっていたのが多端末対応だ。PCやスマートフォン、タブレットなどで心地よく動画を視聴するには、解像度やビットレートを個別に最適化させなければならない。かといって、制作者がそれぞれに合わせてページを作り分けるのは手間がかかり非現実的。これまでは、性能の低い端末を想定した品質の動画を流用することが多かった。
そこで、動画のアップロードやコンテンツ管理、配布形式の最適化といった機能を備える新システムを構築。新システムは、撮影した動画から解像度やビットレートが異なる複数の版を生成し、端末の種類や通信環境に応じて最適品質の版を配信する。
新システムに採用したのは、ブライトコーブの動画配信プラットフォームである「Video Cloud」。プラットフォーム製品を導入したことで、ページ制作にかかる工数を大幅に短縮。解析機能により、動画の視聴データを詳細に分析できるようにもなった。
ユーザー名 | ジャパネットたかた |
業種 | 通信販売 |
導入システム | 動画配信システム |
導入目的 | 多端末対応の強化 |
導入時期 | ─ |
主な利用製品 | 「Video Cloud」(ブライトコーブ製) |