総合商社である双日のシンガポール現地法人である双日アジアは、ASEAN諸国に展開する25拠点に共通の人材マネジメントシステムを導入する。製品を導入するワークスアプリケーションズが2014年3月26日、発表した。
同社は現在、ベトナムやタイ、インドネシア、フィリピンなどASEAN地域15カ国に25拠点を展開している。しかしその一方で、人事施策のグローバル化は十分とは言えなかった。どの拠点にどんなスキルを持つ人材がいるかを正確に把握できない。このため、各地域における事業戦略に必要な人材を探し出し、必要に応じてすばやく配置できなかった。加えて、海外拠点では人材の流動性が高いことも悩みの種だった。
そこで、地域ごとに異なる人事関連の法律や評価制度を1つのデータベース上で管理する仕組みを導入することにした。全拠点の人材を〝見える化”し、地域をまたいだ戦略的人事や組織改編を迅速に実施できるようにする。適材適所の配置を推進することにより社員のやりがいを呼び起こし与え、優秀な人材の流出を防ぐ狙いもある。
新システムは、ワークスアプリケーションズが開発・提供するERPパッケージの機能を利用して構築する。
プロジェクトの概要
ユーザー名 | 双日アジア |
業種 | 総合商社 |
導入システム | 人材管理システム |
導入目的 | 戦略的人事の実現 |
導入時期 | ─ |
主な利用製品 | 「COMPANY HRシリーズ」(ワークスアプリケーションズ) |