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迫るサポート終了!Windows Server 2003&バックアップマイグレーションセミナー

イベント事後レポート

2014年5月15日(木)

今なお多くの企業で稼働しているWindows Server 2003/Windows Server 2003 R2が、いよいよ2015年7月にサポートを終了する。サーバーOSの見直しには基幹システムも関係するため、検証期間やハードウェア選定を考えると、時間はほとんど残されていない。この移行にどう備えるべきなのか――。そこで不可欠となるのがバックアップツールである。主要6社の製品を取り扱うネットワールドは4月、その6社が一堂に会して、それぞれのソリューションのポイントを解説するという貴重なイベントを主催し全国4拠点で実施した。ここでは、4月16日に開催された東京会場の模様をレポートする。

多種多様な環境に対応するデル・ソフトウェア製品群の最新情報を一挙公開
~最新情報、ロードマップを移行・バックアップのポイントとともにご紹介します~

<講演者>
デル・ソフトウェア株式会社
営業部 セールスアソシエイト
大塚 真佐実 氏

 デル・ソフトウェアの大塚真佐実氏は、同社がバックアップ分野で注力しているNetVault Backup、vRanger、AppAssureの主力3製品の最新動向を紹介した。

 NetVault Backupは、バックアップ対象とするクライアント数、テープストレージ数、ドライブ数/スロット数を無制限とするCapacity Licenseの提供を開始。「大規模環境からSMB環境まで柔軟に対応できるパッケージラインナップと価格体系が整いました」と大塚氏は語った。また、間もなくリリースされる最新版のNetVault Backup 10では、Webベースのコンソールが採用され、より直感的な操作が可能になるという。

 これまでVMware専用のバックアップソリューションであったvRangerは、最新版の7.0でWindows Server 2012 R2をサポート。Hyper-V環境のバックアップも可能となる。

 そして、物理サーバーから仮想環境、アプリケーション、クラウドまで一元的に対応するバックアップソリューションとしてリリースを予定しているのがAppAssureだ。「米国では4月から提供を開始しており、現在ローカライズを進めている最中です。異機種プラットフォーム間のリストアを実現するほか、ブロック、ファイル、オブジェクト単位でのリストアも可能です」と大塚氏はアピールした。

マイグレーションだけで終わらせない
~シマンテックでその提案書を差別化しよう~

<講演者>
株式会社シマンテック
コマーシャル営業統括本部
ビジネス ディベロップメント マネージャ
千葉 俊輔 氏

 Windows Server 2003からの移行にともなうリスクを想定し、シマンテックでは作業前の状態をイメージ化して保存するバックアップ製品としてSymantec System Recoveryを提供している。さらに、そこで行われる仮想環境へのリストアを、パートナーのSIerが案件単価を高めるための一つのチャンスととらえ、同社の千葉俊輔氏はこのように語った。

 「目先の課題となっているWindows Server 2003ベースのサーバーを仮想化するといった、縦割りで風通しの悪いバックアップやインフラ移行を行うのではなく、顧客のインフラ全体を横串で守るべく見直しを行うべきです」。

 これを体現するのが、統合型バックアップストレージアプライアンスのSymantec Backup Exec 3600だ。「サーバーやアプリリケーションをバックアップするためのエージェントライセンスは使い放題。構成見積もりの負荷を大幅に軽減できます」と千葉氏はそのメリットを語るとともに、「横串の提案を通じて顧客のロイヤリティを高め、今後のリプレース案件なども受託できる可能性が高まります。すなわち、バックアップで顧客の基盤を制するのです」と強調した。

 また、クラウドベースの2要素認証を実現するSymantec VIPにより、パスワードいらずの基盤を作り、他社にはない差別化を実現できることを示した。

◇ ◇ ◇

 このように自社ソリューションの特徴を解説した6社は、ともすると市場で競合関係にもなり得る。そこを、あえて本セミナーに顔を揃えたのは、何よりも「Windows Server 2003のサポート切れ、ならびに、その影響の大きさ」を市場に訴えかけ、すぐにも行動を起こすべきとの問題意識が共通しているからに他ならない。

 ユーザー企業においては、自社のサーバー環境の実態を棚卸しし、どのようなシナリオで手を打っていくのかを明確にする必要がある。しかし、その実務は一筋縄ではいかない。ネットワールドはこれまで紹介した全製品を取り扱っており、様々な要望や相談に応じる体制を整えている。まずは専門家にアドバイスを請う、それが最も重要なファーストステップであることを念頭に置いておきたい。


◆問い合わせ先

株式会社ネットワールド
http://www.networld.co.jp/

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