国際石油開発帝石(INPEX)は、本社と欧米拠点におけるシステム共通化を実施した。ガバナンスとユーザーサポート体制の強化が狙い。対象としたのはロンドン、カルガリー、ヒューストン、リオデジャネイロ、カラカスの5拠点。構築を担当したインターネットイニシアティブ(IIJ)が、2014年5月22日に発表した。
国際石油開発帝石(INPEX)ではこれまで、欧米拠点のITインフラは個別に構築していた。このため、セキュリティレベルにばらつきがあり、ガバナンスを効かせにくかった。さらに、現地に専任のIT要員がおらず、日本本社からも十分なサポートができていないことが悩みの種だった。同社はこうした課題を解決するため、クラウドを利用してシステムの共通化を図った。
具体的には、クラウド上に本社と同様の社内システムを構築。クラウド上のシステムを対象に、国内のデータセンターとデータを同期させる仕組み。各拠点の社員は、インターネットVPNを経由してシステムに接続して利用する。拠点ごとに地理的に近いサーバーにアクセスすることにより、データ転送の遅延を低減できるという。IIJのクラウドサービスやネットワークを利用している。
サポート体制の強化も実現した。IIJの米国法人であるIIJ Americaに欧米向けヘルプデスクを設置し、日本語や英語で社内ITに関する問い合わせに対応する体制を整えた。
| 【プロジェクトの概要】 | |
| 業種 | エネルギー |
| 導入システム | 海外拠点向け社内システム基盤 |
| 導入目的 | ガバナンスとサポート体制の改善 |
| 導入時期 | ─ |
| 主な利用製品 | 「IIJ GIO USサービス」(クラウドサービス)、「Net de! World」(国際インターネットVPN) |
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