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兼松エレが基幹業務システムを刷新、CRMアプリも新規導入

2014年6月4日(水)IT Leaders編集部

兼松エレクトロニクスは、業務品質向上に向けて基幹システムを刷新。それに合わせてCRMシステムも新規導入した。ビジネスに関わるデータを全社規模で見える化し、採算性などを含めて業務品質の向上を図る。製品導入に関わるワークスアプリケーションズとアリエル・ネットワークがそれぞれ発表した。

 兼松エレクトロニクス(KEL)が社内システムを大規模に刷新している。ユーザー企業向けに、業務アプリケーションの設計・開発のみならず、それを稼働させるインフラ(ハードウェア)の納入や保守サポートなど、システム構築全般を支援する同社。プロジェクトごとの収益性や、顧客への対応状況など、ビジネスに関わる各種の情報を見える化し、全社一丸となって業務品質を向上させようとの狙いがある。

 まずは基幹業務システム。販売管理や財務会計などの業務アプリケーションは従来、メインフレーム上で稼働させてきた。最近は、汎用機系のエンジニアが慢性的に不足しているのに加え、一部のシステムに保守切れが迫るなど、持続性の面で問題を抱えていた。

 そこで基幹システムの全面刷新を決断。ワークスアプリケーションズのERPパッケージであるCAMPANYシリーズ「CAMPANY 販売管理」「同 調達管理」「同 Financial Management」「同 Business Management」「同 Assets Management」を導入した。これにより、これまで課題となっていたデータの不整合や非連動の解決を図った。

 さらに、基幹システムとデータ連動させる形でCRM(顧客関係管理)システムも構築した。具体的には、アリエル・ネットワークのWebコラボレーションウェア「ArielAirOne Enterprise」を導入。同製品上で提供されているテンプレート/SDK(開発キット)を用いることで、CRMアプリケーションを実装している。

 CRMの活用によって、製品/顧客/プロジェクト/ソリューションといった単位での採算性や、商談進捗のステイタス管理などを強化していく構えだ。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 兼松エレクトロニクス
業種 システムインテグレータ
導入システム ERPシステム、CRMシステム
導入目的 ビジネスに関わるデータの全社的な見える化
導入時期
主な利用製品 COMPANYシリーズ(ワークスアプリケーションズ)、ArielAirOne Enterprise(アリエル・ネットワーク)
関連キーワード

アリエル・ネットワーク / ワークスアプリケーションズ / 兼松エレクトロニクス / SIer / CRM / ERP

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