米国トヨタは、ビジネスコンテンツの社内外での共有・コラボレーションを強化することを目指し、クラウドストレージを活用した新システムを導入する。サービスを提供する米Boxが、米国時間の2014年7月9日に発表した。
同社においてはこれまで、出張先や自宅から様々な端末を用いて社内コンテンツにアクセスしたいという社員からの要望が相次いでいた。
そこで、モバイルデバイスやオフライン環境からアクセスできる新たなコンテンツ共有システムを、クラウド上に構築することを決めた。社員の利便性向上に加えて、関連会社間のコラボレーションを活発化し、意思決定の迅速化や成功事例の共有といった効果を見込む。
プラットフォームには、「Box」を採用した。詳細な権限管理などセキュリティ機能が充実していることを評価した。同サービスは、ダウンロードやアップロードなどファイルに対するアクティビティを監視し、リアルタイムで警告したりレポートを作成したりする管理者向けの機能も備える。このほか、オープンプラットフォームであることから、社内の既存システムや他のクラウドサービスとの連携が容易であることも採用理由という。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 米国トヨタ |
業種 | 自動車製造・販売 |
導入システム | クラウドストレージ |
導入目的 | 社員の利便性向上、社内コラボレーションの活性化 |
主な利用サービス | 「Box」(米Boxのクラウドストレージサービス) |