ノエビアは、クラウド上に新たな財務会計・人事労務システムを構築した。合わせて、運用業務の外部委託を開始した。社内におけるインフラ運用業務を削減することが狙い。構築・運用を支援するワークスアプリケーションズが、2014年7月17日に発表した。
同社は2008年、ワークスアプリケーションズのERP製品を導入。財務会計・人事労務システムを自社開発からパッケージ利用に切り替えることにより、システム投資費用を削減に成功した。しかし、サーバーやネットワークといったインフラは自社所有を継続しており、それらの運用管理にかかる手間やコストが問題となっていた。
そこで、こうしたインフラ運用業務を効率化するため、社内のサーバーやネットワークを撤廃。パブリッククラウド上にシステムを移行させることを決めた。
仮想サーバーに「Amazon EC2」、仮想ネットワークに「Amazon Virtual Private Cloud」を採用し、クラウド環境を構築した。
新システムにより、社内におけるサーバーやネットワーク運用業務が不要になった。このため、システム企画などの戦略業務に人的資源を集中できるようになったという。
ワークスアプリケーションズが構築を担当。引き続き、クラウドにおけるセキュリティやリソース管理、監視、バックアップといった運用業務を担っていく。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | ノエビア |
業種 | 化粧品・医薬部外品の製造・販売 |
導入システム | 財務会計・人事労務システムのクラウド化 |
導入目的 | 運用管理業務の削減 |
主な利用製品 | 「COMPANY AC・HRシリーズ」(ERPパッケージ)、「COMPANY on Cloud Managed Service」(クラウド運用サービス)、「Amazon EC2」(仮想サーバー)、「Amazon Virtual Private Cloud」(仮想ネットワーク) |