[事例ニュース]

オークネット、データベース統合で処理性能向上と運用コスト削減を図る

2014年7月31日(木)IT Leaders編集部

オークネットは、基幹システムや業務系システム、会員企業向けフロントシステムのデータベースを統合する。製品開発元である日本オラクルと、構築を担当したアシストが2014年7月31日に発表した。

中古車/バイクのオークション事業を中核とする同社はこれまで、会員企業がオークションに出品するためのWebサービスなどのフロントシステム、車両情報やオークション情報を管理する業務系システム、請求処理や会員情報などを管理する基幹システムなどを運用。さらに、データハブ・システムを構築し、システム間のデータ連携を実現していた。

しかし、こうした体制に限界が訪れた。ハブシステムは構築から6年が経過し、ハードウェアの老朽化によるパフォーマンス低下が生じ始めた。基幹システムは構築から8年が経って複雑化し、機能拡張が難しくなった。その一方で、サービス拡大に伴いフロントシステムの数は増加の一途をたどっている。

システムごとにハードウェアを導入していたため、運用業務が重複するほか広い設置スペースを確保しなければならないという問題もあった。

同社はこれらの解決策として、データハブや基幹/業務系、フロントシステムのデータベースサーバーを1つのアプライアンス上に統合することにした。

データベース統合により、データ検索や処理スピードを大幅に向上するメリットを見込む。加えて、ハードウェアの設置スペースを20ユニットから4ユニットに削減し、データセンター利用にかかるコストを300万円削減。運用保守コストも半減できると試算している。

新データベース基盤には、「Oracle Database Appliance」を採用した。まず、データハブを新基盤に完全移行させ、2014年8月14日に本稼働を開始する。その後、基幹/業務系システムの統合を進めていく。合わせて、基幹システム自体の刷新も実施する。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 オークネット
業種 中古車/バイク、花き、中古PCなどのオークション運営
導入システム データベースアプライアンス
導入目的 パフォーマンス向上、運用コスト削減
主な利用製品 「Oracle Database Appliance」

 

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オークション / ネット事業者 / データハブ / Oracle / アプライアンス

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