米ガートナーでバイスプレジデント 兼 最上級アナリストを務めるトム・ビットマン氏によれば、情報システム部門は2つの「ハイブリッド」に注目すべきだと言う。1つは、パブリッククラウドとプライベートクラウドを使い分けるハイブリッドクラウド。もう1つは、IT調達を仲介するブローカー「ハイブリッドIT」である。
米ガートナー
バイスプレジデント 兼 最上級アナリスト
トム・ビットマン氏
バイスプレジデント 兼 最上級アナリスト
トム・ビットマン氏
――アナリストの立場として、IT部門が今、強く意識しておくべきこととして“2つのハイブリッド”を挙げている。それらが何を指すのか、詳しく教えてほしい。
今後、IT部門はソーシング戦略に2つの「ハイブリッド」を組み入れる必要がある。1つは「ハイブリッドクラウド」。もう1つは「ハイブリッドIT」だ。
ハイブリッドクラウドは、複数のクラウドサービスを組み合わせて、1つのサービスを提供するものだ。例えば、システムの開発に用いる仮想マシン。普段はプライベートクラウド上で運用するが、リソースの状況に応じてパブリッククラウドに移す。バックエンドはユーザーから隠ぺいする。稼働場所の変更を意識させることはない。
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