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ショッパーインサイト、データ分析基盤をAWSで刷新

2014年12月26日(金)IT Leaders編集部

流通小売業界を中心にマーケティング支援サービスを提供するショッパーインサイトは、本業を支えるデータ分析基盤を刷新、AWS(アマゾン ウェブ サービス)のクラウド上に新システムを構築した。プロジェクトを支援したウルシステムズが2014年12月10日に発表した。

 ショッパーインサイトが注力する分析対象は「ID-POSデータ」と呼ばれるもの。通常のPOSデータに、ポイントカードなどで得られる顧客の属性情報を紐づけたものだ。主に全国展開しているスーパーから購買データを収集し、独自の分類コードを付与、生鮮品や総菜を含めた食品全体の販売状況を分析し、ビジネスに関わる各社に対してマーケティング活動を支援する。

 業容拡大に伴い、従来から活用してきた分析システムは、性能や拡張性の面で限界に達していた。今後も多くの需要が見込め、データ量も大幅に増加することが予測されることから、インフラ強化に踏み切った。実状に合わせて随時スケールアップできる点や、複雑な分析処理においても一定水準のパフォーマンスが確保できる点を評価し、新インフラはAWSのクラウド型データウェアハウス「Amazon Redshift」を採択した。

 インフラの刷新により、これまで難しかった複雑な分析や大量のデータ集計が可能になった。プロジェクト開始時に実施したPoC(Proof of Concept : 概念検証)では、約300億件のデータを高速に処理できることを確認している。構築は、ウルシステムズが担当した。

【プロジェクトの概要】
企業名 ショッパーインサイト
事業内容 情報サービス
導入システム データ分析基盤(DWH)
導入目的 分析速度の向上、データ量増大への対処
導入時期 2014年12月10日
主な利用サービス  Amazon Redshift
関連キーワード

情報サービス / 小売 / 流通 / POS / AWS / ウルシステムズ / Redshift / ショッパーインサイト

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