衛生用品加工機器の製造大手である瑞光は2015年1月、図面情報を安全に共有し、活用するためのシステムを本格稼働させる。部門を超えて情報を可視化することにより、個別受注生産のリードタイム短縮やさらなる品質向上を目指す。
新たな図面管理システムにおいては、図面データをPDFファイルに変換してサーバーに保存。営業や設計、生産計画、購買、製造といった社内の各部門が常に最新のデータにアクセスできるようにする。
製造業の命である図面データを扱うだけに、セキュリティ確保は最重要の課題だった。そこで、図面データの閲覧や印刷、コピーの可否を、部署や社員ごとに設定。流出のリスクを防止する仕組みを採用した。誤ってデータが社外に流出した場合に、ファイルの閲覧や印刷を停止する機能も備える。
日立ソリューションズのDRM製品を用いて構築した。今後は、図面を伴う購買や電子調達に新システムを活用していく。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 瑞光 |
事業内容 | 衛生用品加工機器の製造 |
導入システム | 図面管理システム |
導入目的 | リードタイム短縮、品質向上 |
主な利用製品 | 「活文 Document Rights Manager」 |