デジタル音楽配信事業を展開するレコチョクは、ダウンロード販売や聴き放題サービスなどの実績を集計するシステムを増強。2014年4月に新システムを稼働させて以来、データベースの高速化や安定稼働といった効果を得ている。製品開発元であるピュア・ストレージ・ジャパンが、2015年1月30日に発表した。
増強したのは、音楽のダウンロード販売や聴き放題サービスなどの実績を集計し、各レコード会社へのレポートを作成するシステム。各レコード会社のビジネスに直接関わるため、同システムには高い性能と信頼性が求められる。収蔵楽曲数が増加するなか、集計をいかに高速化するかが課題となっていた。
とはいえ、CPUのコア数を増やすことによる性能強化には限界があるし、ソフトウェアのライセンス料金や運用といったコストがかさむ。そこで同社は、これまでのディスクストレージに代えてオールフラッシュストレージを導入。I/Oレスポンスの高速化を図った。
ストレージ刷新により、CPUのコア数を増やすことなくデータベース全体の性能を大幅に向上できたという。ストレージの重複排除・圧縮機能を活用することで、データ量を1/3に削減することにも成功した。
米ピュア・ストレージの製品を採用。丸紅情報システムズが検証を支援した。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | レコチョク |
事業内容 | デジタル音楽配信 |
導入システム | 音楽配信サービス実績集計システム |
導入目的 | 性能向上、信頼性の確保 |
主な利用製品 | 「FA-420」 |