少子高齢化やダイバーシティなどの課題を抱える日本において、ワークスタイル変革に向けた取り組みは重要課題の1つである。そのワークスタイル変革に向けて、米Citrix Systemsが、モバイル環境の構築に向けた製品/サービスの投入に力を入れている。ワークスタイル変革におけるモバイルの役割などについて、日本法人代表取締役社長であるMichael King(マイケル・キング)氏に聞いた。(聞き手は志度 昌宏=IT Leaders編集部)
米Citrix Systems日本法人のMichael King(マイケル・キング)代表取締役社長
−−ワークスタイル変革が大きな課題になってきている。その背景をどうみているか。
この3〜5年の間に、世の中自体が大きく変わってきている。グローバリゼーションの進展に加え、経済状況が大きく変化した。そこにテクノロジーの変化が加わっている。クラウドコンピューティングやモバイルの台頭である。
経済面では、これまで以上のコスト削減が求められている。その1つに、不動産資産の位置付けがある。従来のオフィスは、物理的に限られた同じ空間で共同作業を進めるために使われてきた。そのため、働く場所としてのオフィスの活用度は現在、45%程度だと言われている。
物理的な空間に縛られずに業務をこなせるようになれば、不動産資産は、より有効に活用できる。こうした取り組みがコスト削減へとつながっていく。
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