大豆食品メーカーのみすずコーポレーションが生産管理システムを刷新し、2015年4月に本番稼働させた。日本マイクロソフトのERPソフトウェア「Microsoft Dynamics AX」を用いている。食品業界向けテンプレートを利用することで、5カ月で新システムを構築した。新システム構築を支援したJFEシステムズが4月6日に発表した。
凍り豆腐や油揚げなどを主力商品にする、みすずコーポレーションは2014年に入り、今後の事業展開を見据えて老朽化した生産管理システムの刷新に着手。製品選定の過程で、自社が必要とする生産管理機能の多くを標準で備えていたMicrosoft Dynamics AXに着目した。
刷新プロジェクトの導入支援ベンダーにはJFEシステムズを選定した。Dynamics AXの導入支援実績に加えて、食品業界の業務ノウハウを持つことと、それを活かしたDynamics AX用の「食品業界テンプレート」の有用性を高く評価した。
実際には、みすずコーポレーションの業務に合わせてカスタマイズした「Microsoft Dynamics AX 素材製造業向けテンプレート」をJFEシステムズが作成。同テンプレートの活用により、従来、アドオン/カスタマイズで対応していた部分の作り込みを不要にした。開発コスト削減を図りながら、2014年11月のプロジェクト開始から5カ月で新システムを本番稼働させた。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | みすずコーポレーション |
事業内容 | 食品製造・販売 |
導入システム | 生産管理システム |
導入目的 | 老朽化した生産管理システムの刷新 |
主な利用製品 | 日本マイクロソフトの「Microsoft Dynamics AX」とJFEシステムズの「Microsoft Dynamics AX 素材製造業向けテンプレート」 |