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企業向け無線LANのソフトウェア基盤製品群、米ラッカスワイヤレス日本法人が発表

2015年6月3日(水)IT Leaders編集部

無線LANシステムを開発・販売する米ラッカスワイヤレス(Ruckus Wireless)の日本法人は2015年6月2日、企業が無線LAN環境を構築するためのソフトウェア基盤「Ruckus SmartZone」を発表した。オンプレミス、仮想環境、クラウドのいずれにおいても共通のソフトウェアを利用することで、用途に応じて無線LANシステムの構成を変更・拡張できる。

 無線LAN環境を構築するためのソフトウェア基盤製品「Ruckus SmartZone」は、ラッカス製のハードウェアアプライアンスまたは仮想アプライアンスとして提供されるコントローラーに搭載される。いずれもアクセスポイント(AP)は「Ruckus ZoneFlex」に対応する。

 無線LANコントローラー「Ruckus SmartZone 100」の場合は、最大2万5000台の端末を収容でき、10Gbpsのデータスループットに対応し、1024台までのRuckus ZoneFlex APを管理できる。クラスター構成の場合、最大3000台のAPと最大6万台の端末を収容可能。既存のネットワークやセキュリティ/認証インフラと統合できる。Webウィザードから設定する。

 仮想無線LANコントローラー「Ruckus virtual SmartZone(vSZ)」の場合は、ネットワーク機能の仮想化(NFV)を利用できる。クラスター構成では最大3万台のAPと最大30万台の端末に対応する。

 エンドユーザーのデータを集約してトンネリングしたい場合は、「Ruckus SmartZone virtual Data Plane」を利用する。NFVに対応し、コスト効率の高いデータトンネリング機能を実現する。vSZで管理でき、コントロールプレーンとデータプレーンを拡張できる。2015年第3四半期から提供する。

 ハードウェア無線LANコントローラー「Ruckus SmartCell Gateway 200」では、1台当たり最大1万台のAPと最大10万台の端末(20Gbpsまでの容量)を収容できる。移動体通信事業者やマネージドサービスプロバイダーであれば、既存のモバイルコアと統合することで、認証や課金などの既存インフラサービスを利用できる。

 Ruckus SmartZone製品群の価格は、いずれもオープン価格である。

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