マイクロサーバーを開発・販売する、ぷらっとホームは2015年7月28日、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の立ち上げに必要な機器やサービスをセットにしたパッケージ製品「IoT クラウドベーシックセット」を発表した。データを収集するセンサーや、収集したデータを蓄積するクラウドサービスなどをセットで提供する。
「IoT クラウドベーシックセット」は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)関連システムを短期間で導入するためのパッケージ製品。センサーやIoTゲートウェイ、クラウドサービス、ユーザー可視化アプリケーション、通信回線を組み合わせて提供する。
センサーは、温度センサーと加速度センサーを内蔵したセンサービーコンを2個用意する。温度や加速度などの計測のほか、ビーコン機能によって位置情報を管理できる。
IoTゲートウェイの「OpenBlocks IoT BX1」は、センサーなどのIoTデバイスからデータを受け取り、クラウドサーバーへデータを送信する。3G/Wi-Fi通信やBluetoothなどの無線通信モジュールを内蔵する。小型で設置場所を問わない。
クラウドサービスには、AWS(Amazon Web Services)の「Amazon EC2」を利用する。センサーとアプリケーション間でデータを交換するIoTプラットフォーム用ソフトウェア「PD Exchange」を合わせて提供することで、各種アプリケーションを開発できる。クラウドサービスの利用は3カ月からになる。
センサーデータの可視化に向けては、分析アプリケーション「PD View Lite」を用意する。温度センサーや加速度センサーからのデータの変化を時系列でグラフ表示し、閲覧できる。
ゲートウェイからクラウドへのデータ転送用の通信回線として、NTTドコモの3G通信(FOMAエリア内で通信可能)用SIM(NTTドコモとの契約が必要)を添付している。
パッケージ化したセンサーやアプリケーションなどは、それぞれ独立しており、実運用や実システムに合わせて個別の変更やカスタマイズができる。実験的にパッケージを導入した後に、多様なセンサーを追加したり、アプリケーションを独自に開発したりが可能だ。クラウドを使うことで導入後の規模の拡大にも対応できる。
IoT クラウドベーシックセットの価格は、クラウドサーバーの利用期間に応じて変動する。3カ月間の場合は9万8000円(税別、以下同様)、6カ月間の場合は12万8000円、12カ月間の場合は14万8000円になる。
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