日本IBMは2015年8月3日、企業の資産やサービスを統合的に管理できるソフトウェア「IBM Control Desk」の提供を開始したと発表した。仮想化やクラウド化によって複雑化する企業システムの運用管理の負荷を軽減する。
IBM Control Deskは、運用管理のベストプラクティスであるITIL(Information Technology Infrastructure Library)に準拠した統合管理ソフトウェア。外部の管理ソリューションと連携し、企業システム全体を対象にした運用管理基盤を確立できる。テーラリング機能により、インタフェースをカスタマイズしたり、ユーザー独自のワークフローに適用したりが可能だ。
セルフサービス形式のポータル画面を備え、利用者による問い合わせの自己解決や、サービス要求の自動的な対応を図ることにより、受付対応業務の負荷を軽減する。アナリティクス技術とレポート機能を搭載することで、IT運用コストの削減やワークロードの最適化に向けた取り組みを支援する。
オンプレミス版とSaaS(Software as a Service)版がある。相互に管理情報やカスタマイズ情報を移行でき、運用体制の変更にも対応する。
Control Deskのオンプレミス版の価格は1管理者当たり30万9500円から(税別、以下同様)。SaaS提供の利用料金は1管理者当たり1万4200円(30管理者からの契約)からになる。
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