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IIJグローバル、クラウドを活用した無線LANのマネージドサービスを提供

2015年8月6日(木)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブ(IIJ)の100%子会社で、法人向けWANサービス事業などを展開するIIJグローバルソリューションズ(IIJグローバル)は2015年8月5日、クラウドを活用した無線LANのマネージドサービス「@WiFi」を2015年9月1日から順次開始すると発表した。無線LAN環境を容易に導入できる。

 「@WiFi」は、無線LAN環境の構築に必要な機器の調達からシステム構築、稼働後の運用管理までを一括で提供するサービス。機器からソフトウェア、運用保守までを含めた月額利用料型で提供する。無線LANアクセスポイントの認証や設定などを、IIJグローバルがクラウドから集中管理するほか、ヘルプデスクによる24時間365日の障害対応も提供する。

 サービスタイプには、用途や設置場所の条件などの別に、「Type-M」と「同S」の2種類を用意する。Type-Mは、米シスコシステムズ製の無線LANシステム「Cisco Meraki」を利用するサービス。電源工事が難しい設置環境にも対応できるように、専用の給電スイッチを用意している。

 Facebookを活用した顧客獲得ツール機能「Facebook Wi-Fi」などを利用できる。Facebook Wi-Fiは、消費者が店舗でFacebookチェックインを使ってWi-Fiネットワークに接続できるようにするもので、マーケティングツールとしても活用できる。

 Type-Sは、IIJが開発したクラウドベースのサービスアダプター「SA-W1」を使用するサービス。月額料金を抑えながら、安全な高速無線LAN環境を利用できるようにする。WAN接続のVPNルーター機能も持つ。

 いずれも、無線LANアクセスポイントをインターネット接続されたLANケーブルにつなぐと、クラウド側から設定情報が自動的にダウンロードされる。設定情報はクラウド上で管理し、稼働後のソフトウェアや設定情報の更新はクラウドから操作する。クラウドコントローラー型のマネージドWANサービス「SmartWAN」を併用すれば、複数拠点の無線LAN環境を一元的に管理できる。

 @WiFiの月額利用料金は、Type-Mが3860円(税別、以下同様)から、Type-Sは2500円程度からを予定する。Type-Mは2015年9月1日からサービスを開始、Type-Sは10月下旬からを予定している。

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