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VCE、VMware製ハイブリッドクラウド用ソフト群を搭載するラック型統合システムを発表

2015年9月8日(火)IT Leaders編集部

米EMCと米Cisco Systemsの合弁事業である米VCEの日本法人は2015年9月7日、ラック型のコンバージド(統合型)システム「VCE VxRack」に、VMware製の最新ソフトウェア「VMware EVO SDDC」を使ったシステムを追加し、2015年第4四半期から受注を開始すると発表した。ハイブリッドクラウドのための統合基盤をハードウェアとソフトウェアを一括して提供する。

 追加するのは、米VMwareが2015年9月1日に発表したIaaS(Infrastructure as a Service)基盤構築用の最新ソフトウェア群「EVO SDDC(Software-Defined Data Center)」(旧称VMware EVO: RACK)を搭載する垂直統合機。EVO SDDCが持つ、ストレージからネットワークまでの自動化/管理機能を利用できるよう、VCEがハードウェアとソフトウェアを組み合わせ事前検証して提供する。

 新システムでは、SDDCベースのIaaS基盤やVDI(Virtual Desktop Infrastructure)を短期間に構築できる。SDS(Software-Defined Storage)と独自のサーバーハードウェアにより、拡張性を確保する。統合型のライフサイクルマネジメント機能を提供する「VMware EVO SDDC Manager」が、ハードウェアとソフトウェアについて、導入時からアップグレードやパッチの適用までを管理する。

 ワークロードの要件やIT環境が企業によって異なることから、VCEは、企業がアプリケーションごとに特有の環境に合わせてVxRackシステムに幅広い選択肢を用意する計画だ。

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