日立システムズは2015年11月10日、日本ヒューレット・パッカードが提供する企業向けサーバー製品「HP ProLiant サーバー」のハードウェアとソフトウェアの一元的なサポートサービスの提供を開始したと発表した。マルチベンダー環境やハイブリッドクラウド環境に対するサポートサービスを拡充する。
新サービスでは、「HP ProLiant サーバー」に関する障害連絡や、ハードウェアとバンドルされたソフトウェア(OSや仮想化ソフト)に関する技術的な問い合わせを、日立システムズが24時間365日体制の統合窓口で一括して受け付ける。専門の技術者が、同社のナレッジベースと日本ヒューレット・パッカードが提供する技術情報を活用して問題解決を支援する。日立システムズは、日本ヒューレット・パッカードのプラチナパートナーとして多くのシステムを導入してきたノウハウを活用する。
ユーザーはハード障害やソフト障害を切り分ける必要がなくなり、障害発生時の復旧を迅速化できるようになる。日立製機器に加え、その他のメーカーの機器やクラウドサービスのサポートも含めて日立システムズへ委託することで、サポート窓口を集約することも可能だ。
同サービスと、従来から日立システムズが提供している「アライアンスサポートサービス」や「クラウド向け統合運用サービス」を活用することにより、様々な機器やクラウドを活用する環境下でも、シームレスなサポートサービスを受けられるようになる。