NECは2015年11月18日、中堅・中小企業を対象に短期間で人事・給与システムのセキュリティを強化する「マイナンバー安心セット」に、「機密ファイル保管サーバセット」を追加した。サーバーと機密ファイルのセキュリティを強化する3種類のソフトをセットで提供する。
「マイナンバー安心セット」は、人事・給与システム対策として顔認証ログオン、アクセスログ監視、データ暗号化の機能をセットで提供する中堅・中小企業向けサービス。既存の人事・給与システムにアドオンして機能追加できる。「機密ファイル保管サーバセット」は、これに番号管理対策の機能を加えたものとなっている。
新セットは、ファイルサーバーとしての利用に適した「iStorage NS100Te」とファイル暗号化ソフト「InfoCage ファイル暗号」、アクセス権管理ソフト「NEC Information Assessment System(NIAS)」、アクセスログ管理ソフト「ALog ConVerter for iStorage NS」をセットで提供するもの。検討や手配の時間を省き、マイナンバーなどの個人情報の保管先となる、セキュリティを強化したファイルサーバーの短期間導入を支援する。
NIASは、ファイルサーバーのフォルダーのアクセス権を一括で確認し、不適切なアクセス権を修正して、情報漏洩のリスクを低減する。ALog ConVerter for iStorage NSは、ファイルサーバーのアクセスログの監視と取得を行い、情報漏洩が発生した場合でも迅速な原因究明を可能にする。
これらをセットで導入することで、個人情報を暗号化した上で一元管理することが可能になり、マイナンバー管理対策に掛かる運用負荷の低減と、セキュリティの強化を図れるとしている。
機密ファイル保管サーバセットの価格は、99万9280円(税別、以下同様)。最小構成のiStorage NS100TeとInfoCageファイル暗号のセットは34万円になる。