新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)は2015年12月3日、クライアント仮想化サービス「M3DaaS@absonne」で、「VMware Horizon」などヴイエムウェアの製品群を採用したサービスの提供を開始したと発表した。
NSSOLの「M3DaaS(エムキューブダース)@absonne」は、時間や場所、デバイスを問わず、オフィスと同様の業務環境を提供するクライアント仮想化サービス。クライアント運用までを含めたアウトソースサービスとして提供され、運用負荷の軽減を支援する。
今回提供を開始した新サービスでは、ヴイエムウェアのVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ インフラストラクチャー)技術を採用した。標準化されたデスクトップ仮想化サービスの「Horizon Air」と、企業ニーズに合わせて構築可能な「Horizon」から選択できる。例えば、事業部単位など小規模利用から始める場合にはHorizon Airを、可用性を確保したりカスタマイズが必要な場合にはHorizonを選べる。
併せて、クライアント仮想化環境に必要なシステム全体の設計、構築、運用を提供する。実際の導入時に想定される課題を事前に抽出、解決したスムーズな導入が可能だ。既存システムとの連携や端末管理などの運用までを一元的に提供することで、情報システム部門の負荷を削減する。
ネットワーク仮想化プラットフォーム「VMware NSX」によるマイクロセグメンテーションなど、最新技術を利用した高セキュリティ環境や、認証を一元化するサービスなどの提供も可能となっている。