ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は2016年3月10日、Microsoft Azureをはじめとするマイクロソフトのサービスを組み合わせて、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤「IoT Platform on Microsoft Azure」を構築する、「IoT構築サービス」の提供を開始したと発表した。企業のIoTへの取り組みを支援する。
「IoT構築サービス」では、デバイスとの接続機能を提供するMicrosoft Azure IoT Hub(プレビュー版)でIoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスと双方向通信を確立する。同SQL Data Warehouse(プレビュー版)と同Machine Learningにデータを蓄積、解析するなど、Microsoft Azureを利用したIoT基盤を構築する。
例えば、製造業で工場内のセンサーデータを可視化し、解析結果をフィードバックする仕組みを、AzureとMicrosoft Power BIを組み合わせて構築することで、コストは初期費用を50%程度(SBT試算、以下同様)、運用費用を6分の1程度に低減でき、構築期間も短縮できるとしている。
既存、新規デバイスの接続が容易で、これまでのビジネスで収集したデータとデバイスから収集したデータを統合して、意思決定の強化や新しい知見の取得、将来予測を可能にする。
ユーザーの既存資産をSBT環境につなぎ、IoTビジネスの可能性を体感できるようにするオプションサービスも100万円(税別)から提供する。POC(Proof Of Concept)オプションとして、ヒアリング、利用用途の提案、可視化イメージの提案、IoT環境の提供、トライアルサポート、本番導入の試算を用意している。
IoT構築サービスの価格は個別見積になる。SBTは、3年で50社への提供を目標にする。