鈴与シンワートは2016年3月24日、BYOD(Bring Your Own Device)などで利用するスマートデバイス向けのクラウドメール「S-Port Cloud Wシリーズ」の提供を開始すると発表した。スマートデバイス紛失・盗難時の情報漏えいを防止できる。
「S-Port Cloud Wシリーズ」は、企業がBYODを採用する場合や業務用スマートデバイスを貸与する場合に、情報漏洩につながるメールのデータコピー、添付ファイルのダウンロード、画面コピーなどを不可能にしつつ、それらのデータをスマートデバイス上で効率よく業務活用できるようにするクラウドメールサービスだ。
オフライン、オンラインを問わず、利用者は情報セキュリティを気にせずに安全にスマートデバイスをビジネス利用できるようにする。メールやアドレス帳のデータをスマートデバイス内に読み取り可能データとして残さないため、紛失時や盗難時に個人情報など機密情報の漏えいを防げる。
セキュリティ要件や利用するデータサイズなどにより、フルシンクモード、インデックスモード、シンクライアントモードの3モードを用意した。
フルシンクモードは、新着メール本体、添付ファイル、アドレス帳、スケジュールが端末に自動配信され、暗号化ストレージに保存される。インデックスモードは新着メールのサブジェクトのみとアドレス帳、スケジュールが端末に自動配信され、暗号化ストレージに保存される。シンクライアントモードは、アプリケーションを起動した時のみメール、添付ファイル、アドレス帳、スケジュールが閲覧可能で、アプリケーション終了時に全データがデバイスから削除される。
S-Port Cloud Wシリーズの価格は、要問合せ。