キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2016年3月25日、ウイルス対策ソフト「ESET」が、Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform」上の仮想マシン環境での利用に対応したと発表した。Google Cloud Platform環境にセキュリティ対策を導入して利用できるようになる。
今回「ESET」は、従来のAmazon Web Servicesとニフティクラウドへの対応に加え、「Google Cloud Platform」のIaaS(Infrastructure as a Service)サービスであるGoogle Compute Engineの仮想マシン環境での利用に対応した。これにより、CentOS、Red Hat Enterprise Linux、Windows Server 2008/2012など、Google Cloud Platformが提供する仮想マシン環境でセキュリティ対策を実施できるようになった。
Google Cloud Platformは、Googleが世界中に展開するデータセンターのコンピューティングリソースを開発者向けに提供するサービス。IaaSのGoogle Compute Engine、Google Cloud Storage、Google Cloud SQLなど、目的に応じた様々なサービスを用意している。
動作検証では、Google Cloud Platform向け導入支援サービス「Cloud Ace」を提供する吉積情報との技術的連携を行った。吉積情報はCloud Aceのセキュリティ対策としてESETを採用し、セキュリティ対策オプションとして提供する予定(価格などは未定)だとしている。