三井情報(MKI)は2016年5月13日、ストック型ビジネス(サブスクリプションビジネス)の収益向上を支援する基盤「Zuora」を発売したと発表した。同基盤を開発・提供する米Zuoraと国内で初めて販売代理店契約を結んだ。
「Zuora」は、従来のERPやCRM、販売管理システムでは対応できない、サブスクリプション型の請求・売上管理の自動化、契約管理、顧客管理、売上予測などの仕組みを標準機能として提供する。カスタマイズは不要で、設定のみで利用が開始できるため、迅速にビジネスを立ち上げられる。
SAP、Salesforceなど、基幹システムや顧客管理システムといった外部システムとの連携にも柔軟に対応できることから、既存の物販モデルを想定したシステムでは対応しきれなかった部分を、同基盤で補完することも可能となる。
MKIは、月額課金・従量課金ビジネスを提供するメディア、教育分野、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)分野で新たなビジネスを展開していく企業など、様々な業種を対象に、同基盤を展開していく。また、SalesforceやSAPなどの導入経験を活かして、システム連携についても対応するとしている。