ITホールディングスグループのTISは2016年5月23日、ITインフラのマネージドサービス「MOTHER」の機能を拡充し、新たなメニュー/機能の提供を開始すると発表した。運用の自動化/対応基盤の拡充/セキュリティの強化を図っている。
拡充されたメニューと機能には、「運用の自動化サービス」の提供、対応基盤の拡充、管理権限のセキュリティ強化がある。運用自動化サービスは、システムに対する操作(アクション)を、定められたスケジュールや障害検知などのタイミング(トリガー)で実行できる新サービスである。同サービスを活用して運用作業の一部をアクティビティ機能として登録することで、運用業務を自動化できる。手動作業を軽減することで、業務効率の改善と運用作業の正確性向上を図れる。
対応基盤の拡充では、MOTHERで管理できる基盤として、従来のAWS(Amazon Web Services)のほかに、VMwareが提供するオンプレミス製品「vCenter」と、TISが提供するクラウドサービス「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service」を追加した。オンプレミス製品や複数のクラウドサービスのITインフラを一元管理できるようになり、個別管理による運用業務の煩雑さの軽減や、業務効率の改善が可能になる。
管理権限のセキュリティ強化では、MOTHERのポータル画面を操作する端末のアクセス元IPアドレスの指定や、各種サービスおよび機能ごとの許可/禁止の権限の詳細を設定可能になり、その権限を各利用者に合わせて適用できるようになった。
MOTHERは、クラウドサービスやオンプレミスによるITインフラの統合管理を可能にするマネージドサービスである。クラウドサービスにもオンプレミスのシステム運用と同レベルの障害監視/性能分析/運用自動化といった、ITインフラの管理/運用を支援する機能を提供する。
TISでは、クラウドの運用に課題を抱える企業や、マルチプラットフォーム環境でシステム運用課題を抱える企業、クラウド環境の導入を検討している企業などを対象に、2017年度末までに100社への導入を目標にする。
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