[新製品・サービス]

TIS、ハイパーコンバージドインフラの導入・運用支援サービスを提供

2016年6月30日(木)IT Leaders編集部

ITホールディングスグループのTISは2016年6月29日、米Nutanixのハイパーコンバージドインフラ(高度に統合された)製品「Nutanix Xtreme Computing Platform」の導入・運用を支援する「TISプロフェッショナルサービスfor Nutanix」を発表した。導入・運用負荷の低い統合インフラシステムの迅速な構築を支援する。

 「TISプロフェッショナルサービスfor Nutanix」は、Nutanixのハイパーコンバージドインフラ(高度に統合された)製品を活用したITインフラ環境の導入・運用を支援するサービスだ。迅速で手軽なシステム環境の構築、インフラ導入・運用の負担の軽減、柔軟な基盤拡張が可能なハイパーコンバージドインフラ製品によるITインフラ環境の構築・運用が可能になる。

 Nutanix製品の導入を支援する「まるごと導入サービス」、Nutanixおよび周辺製品を運用する「まるごと運用サービス」、VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ インフラストラクチャー)などの周辺製品を導入する「インテグレーションサービス」の3つのメニューで構成されている。

 まるごと導入サービスは、Nutanix製品を導入する際に必要となる基本的な作業をすべてTISが実施し、アプライアンスをすぐに使える状態で提供するサービスである。TISのノウハウを活かしたテンプレートを基に導入設定することで、低価格かつ短期間での導入が可能になる。

 まるごと運用サービスは、TISが運用作業を代行するサービスだ。運用範囲やSLA(Service Level Agreement)などの項目をあらかじめメニュー化しているため、すぐに利用を開始できる。障害時には、メーカー協力のもとTISが独自に作成した手順に沿って迅速に対応するため、ミッションクリティカルな環境でも利用できる。

 TISのデータセンターであるGDC御殿山・大阪にインフラ環境を設置した場合は、リモート対応に加えてオンサイト障害対応など、より細やかなサービスの提供も可能となる。

 インテグレーションサービスは、VDIや統合仮想環境などのNutanixの周辺環境として必要なシステムの導入を支援するサービスである。

 最初のサービスとして、クライアント環境をインターネットと切り離しサイバー攻撃に対する防御力を強化する「インターネット分離パッケージ」を提供する。アシストが提供するVDI製品「Ericom Connect」をコネクションブローカーとして採用し、Linuxベースのブラウザー配信が可能なインターネット分離環境を最短2カ月で構築する。

 TISプロフェッショナルサービスfor Nutanixの価格は、まるごと導入サービスが120万円(税別、以下同様)から、まるごと運用サービスが「月10ポイントプラン」の場合で月額40万円から。運用サービスメニューごとに設定されているポイントを使って利用する。いずれも、TISからのNutanix製品購入が前提になる。

 インテグレーションサービスのインターネット分離パッケージの参考価格は、従業員1500名程度、同時利用率20%程度の環境を60カ月利用した場合で、1ユーザー当り月額660円(Linuxブラウザーの場合)から。そのほかのセキュリティ向上オプションも用意している。

 TISは、ビジネスの拡大に応じたITインフラの拡張に課題を抱える企業や、パブリッククラウドからプライベートクラウドへの移行を検討している企業などを対象に展開し、2017年度末までに30社への導入を目標にする。

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